「押せば命の泉湧く~」浪越指圧

指圧にも、いくつか流派のようなものがあります。
指圧の浪越(なみこし)という言葉を聞いた方はいらっしゃるでしょうか。
マリリンモンローの来日時に施術をしたことでも有名です。

浪越指圧の創始者である浪越徳次郎先生。
豪快な「ワッハッハッ!」と笑う姿の印象が強いと思います。豪放磊落を絵に描いたような人だったそうですが、一方で人をとても大事にする、細やかな気遣いの人であったそうです。

先生は数多くの著名人を施術されました。
吉田茂元首相をはじめとする歴代の総理大臣11人を指圧し、ハリウッド女優マリリン・モンローをはじめ、世界的俳優である早川雪舟、スポーツ界においては元ボクシング世界ヘビー級チャンピオン、モハメッド・アリなど数多くの著名人の健康に寄与されてきました。

現在では「笑う」が注目されていますね。笑いヨガなど各教室で行われています。徳次郎先生は「お腹の底から笑えば元気になる」といつも仰ってたそうです。先見の明があったのかもしれませんね。

伝統的な指圧の技術に、先生が自らの創意工夫を加え誕生した浪越指圧。
現在「SHIATSU」の和名のまま世界中に広がっています。

浪越指圧では、主に解剖学的な筋・骨を指標とした「圧点」を目標に指圧を行っています。また、身体の前面、特に前頚部や腹部を入念に指圧すること、さらに「診断即治療」が大きな特長と考えられています。

全身に指圧を施し、身体全体の自然治癒力を喚起させることです。

また、痛くしない、ということが大切です。
どうしても、硬い部分は力任せに圧したくなってしまう時があるのですが、それは身体が耐えようとして硬くなるので宜しくなく、「快圧」を心がけるようにしております。

垂直、持続、体重圧は受けてみるととても心地の良いものです。
日々の緊張が解けていきます。

私も浪越で指圧を学びました。
浪越先生の技と気持ちを引き継ぎ、皆様に指圧の気持ちよさを体験していただきたいと思っています。
ぜひ一度浪越指圧を体験してみてください。